募集内容を変更したマンションAの事例⇒結果賃料UPしました。
こんにちは、かとうや藤原です。
本日は弊社でお預かりし、空室時募集内容を変えて賃料UPをした賃貸マンションA(1LDK)の事例をご紹介します。
概要
簡単な概要は以下
1LDK(約47㎡)
築12年
7階建てマンションタイプです。
募集内容の変更に際して何に主眼を置いたか。
この2点に尽きます。
①入居者になるべく長く入居いただく仕組みづくり。(=退去されない仕組み)
②早期に申込をもらう仕組みづくり。
まずは変更点を比較
キッチンコンロなし⇒コンロ設置(20,000円程度)
照明なし⇒照明設置(6,000円程度×3つ)
更新料1ヶ月⇒更新料なし
※エアコンが壊れる寸前だったのでエアコン新設(98,000円)をしました。
※室内はハウスクリーニングのみ
※補足情報としてWi-Fi無料を棟全体で以前から実施
以上新入居者募集のため、投資した金額は約136,000円です。
上記の募集に変更した結果
○賃料 84,000円⇒86,000円UPしました。
○退去後1.5週間でお申込みをいただきました。
投資した136,000円を回収するのには賃料2カ月分弱がかかりますが室内が空いていた期間が実質3週間ほどでしたので、設備投資をしないで空室を3ヶ月と続けることを考えるとプラスの投資と考えられます。
また更新料を0にしたので2年後に更新料が入ってこない分マイナスに見えますが、
更新料は管理会社に管理をお願いしていると、オーナー様の手元に残るのは多くの場合は賃料の半額(例:今回の場合)86,000円÷2=43,000円ですので、
2,000円アップした賃料で2,000円×24ヶ月=48,000円>43,000円
つまりほぼ2年間で回収、プラス少々利益を得ることになります。
更新料0は更新時の退去の抑止力にもなると考えられますので、更新時に退去されてまた2~3ヶ月お部屋が空いてしまう可能性を考えると、物件の収益の最大化を考えたときには、有効な方法だと考えられます。
先程、何に主眼を置いたか書きましたが、空室対策は
①空室期間の最短化
②入居期間の最大化
この2点をいかに考えるか、と言っても過言ではないです。
管理会社ができる、入居者さんが申込しやすくなる募集方法
さて、入居者さんからみて設備の新設や更新料0などはとても魅了ある募集内容だと考えられますが、入居者さんが申込しやすくなる方法がもう一つあります。
消費者目線で考えたら当然のことかもしれないのですが。。
少し長くなったのでそちらについては次回書きたいと思います。

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