竹村公太郎先生の研修で災害リスクについて考える
こんにちは、かとうや藤原です。
最近、とても面白い研修を受けまして、今日はちょっとそんなお話をしてみたいと思います。
youtube動画で研修を受ける
この情勢下ですから、youtube動画で、ある研修を受けました。
現日本水フォーラム代表理事、事務局長をされている竹村公太郎先生の研修です。
竹村先生は、元国交省河川局長をされていた河川のスペシャリストでいらっしゃいます。地形・気象・下部構造(インフラ)の視点から日本と世界の歴史と文明を論じられることで有名です。(と言っても私が知ったのはつい先週です。すみません。)
動画といっても70分×2本の割とロング講義なのですが、面白すぎてあっという間なんです。
まずは地球の地形の歴史から始まって(それこそ氷河期とかから)
そこから日本がなぜこんな地形になったか、
そしてなぜ文明(っていうか縄文時代とか弥生時代)が始まって発展し、
それからどうして奈良の平城京ができてわざわざ平安京にうつらなければいけなかったのかというところから、
ちょっと飛んで織田信長が出てきて、
家康がわざわざ都のある京都から離れてド田舎の江戸幕府を開いたかというのを
そして、明治を通過してなぜ現代の日本になったのかとうことを
日本の水系や地質、地形から原因を探って説明下さいます。
それがまあ納得のいく話ばかりで、
へ~~~~~~!!!!!!!と
トリビアだらけでぜひいろいろ書きたくなってしまうのですが、
先生の本を読んだ方が確実に面白いし早いですので、ここでは省くとして、
一番驚くべきは皆さん、私たち日本人の多くは沖積平野に住んでいるという事実でした。
沖積平野って?
沖積平野(ちゅうせきへいや)は、平野の一種であり、主に河川による堆積作用によって形成される地形。河川によって運搬された砕屑物(礫、砂、泥)が、山地間の谷底や、山地を離れた平地、河口、さらに沖合にかけて堆積して平野となったものをいいます。by wikipedia先生。
そうつまり、もともと日本人の多くはあまり地盤のよろしくないところに居を構えている人が多いという事実が、明らかになるのです。
なんとなくは知っていましたが、竹村先生はデータや地形の歴史に基づいてお話下さるので、とても分かりやすく根拠もよくわかり、より正しい情報を学ぶことができました。
災害の多い昨今、不動産業のお仕事をさせていただく者として、改めて抑えていかなければいけない事実だと思うとともに、だからこそ災害対策というのは怠ってはいけないんだなと改めて身が引き締まるお話でした。
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